1月10日午後2時より、大隈記念講堂にて標記の式典が開催されました。1月10日がまさに大隈重信の命日だそうで、その日を選んで開催したそうです。12月初旬に校友会のWEBページから申込んだところ当選したため、リアルの講演会に参加しました。イベントはライブ配信もあるハイブリッドで開催されたのでご覧になった方もいるかもしれませんが、見逃した方は、YouTubeで、
https://www.youtube.com/watch?v=hFIUSrB9DeE&t=5s
から見ることが出来ます。(式典の模様は1時間10分あたりから始まります)
1部は「大隈と福沢の交流を読み解くー近代日本の政治と経済」というテーマで
小室正紀 慶應義塾大学名誉教授 による“経済政策共鳴者としての大隈と福澤”
大日方純夫 早稲田大学名誉教授 による“明治14年の政変をめぐる大隈と福澤”
2部は 田中愛治総長による 「Waseda Vison 150 and Beyond - 2050年に向かう早稲田-」
という講演でした。
福澤諭吉の誕生日と大隈重信の命日が同じ1月10日だとか、当時の政府の政策にたいして、殆ど同じ考え方を持っていた、とか、知らないことばかりを大変興味深く伺いました。資料も配布されたので、PDFを添付します。
田中総長のビジョンも、研究戦略、財務戦略、研究財務統合戦略の3ポイントでお話され、特に最後の統合戦略については、VCを立ち上げ、ファンドを作り、優れた研究による事業化を促進することで、挑戦する力を育て、大学の競争力を高める、とのことでした。この分野では、既に東大、京大が先行していますが、早稲田も遅れずについて行ってほしいと考えます。従来、大学の研究・人は(ほぼ仲間内の)学会以外では評価・批判される機会は余りありませんでしたが、VCによる評価は、その価値が、従来とは異なる視点での厳しい目に晒されることになります。時間はかかるでしょうが、成果が出ることを期待します。
1980年電子通信修士 新井